バイク事故を起こしてしまった!?そのリスクを最小限に留めるには

バイク事故を起こしてしまった!?そのリスクを最小限に留めるには

爽やかなバイクでの走行と利便性、そこに潜む落とし穴とは

私が京都の某大学に入学を決め、受かれた気持ちで日々を過ごしていたときの事です。まだ成年ですらなかった当時の私は、友人の読んでいたバイク雑誌に興味を惹かれ、読んでみたことがありました。そこには、風を切って走るライダーが、まるで神話の英雄のような美しさを伴った瞬間が切り取られた写真が載っていました。少年期から青年期への過渡期にいる男性にとって、いや、殆どの男性にとってその勇姿は憧れの対象として映ることでしょう。私にとってもその姿は非常な羨望の的であったと記憶しています。私はそこからほどなくして自動二輪の免許を取ることを決心し、大学入学と同時に自動二輪免許を獲得しました。初めて自分のバイクに跨がった時の気持ちは忘れられません。 ですが、若さゆえの過ち、そして慢心から来る失敗というものは往々にして存在するものなのです。大学入学後2ヶ月ほど経過したある日のことでした。バイクに乗ってアルバイト先へ通勤する途中、混雑する道に嫌気が差しつつあった私は、ふと思い付いたのです。対向車線には車が少なく、少しくらいはみ出てもいいのでは、と。それが失敗の始まりでした。対向車線にはみ出るかはみ出ないか、というような位置を走り出して100mほど、というところで差し掛かった丁字路にて、右折車との接触事故を起こしたのです。転倒し、バイクから投げ出された私は、夢か現かというような心境で、肩口と膝から突き上げるような痛みを感じていました。なんとか立ちあがり、口のなかに入った砂利を吐き出すと、それは歯の欠片でした。その赤く染まった白い欠片を見て、事故を起こしてしまったという事実をようやく認識したのです。

交通事故後の手続きと示談交渉の煩雑さは、危険運転に対する重い代償

私は兎に角早くこの事態を収束させるべく、横転したバイクを起こして路肩へと押し、警察への連絡を行って事故の相手に平身低頭謝罪をしながら警察の到着を待ちました。相手の車は全損、使い物にならなくなったことは誰の目にも明らかでしたから、この行動は呵責に突き動かされたのだと思います。警察到着後、担当の方が血塗れの私を見て救急車を呼んでくださり、相手の方は現場で事情聴取を受けることとなっていたために、一度そこで別れることとなりました。幸いにも私の怪我は擦過傷と歯一本の欠損のみで済み、通院を数度行うのみとなりました。
ですが、ここからが交通事故を起こしてしまった後の代償の始まりでした。私は警察署へ赴き、事故当時の状況を詳しく説明することとなりました。正直に話したこともあってか、相手方との食い違いもなく、二度警察署へ行った後は保険会社を通しての示談交渉となりました。状況を聞いた保険会社は、示談はかなり不利な立場となると告げ、数度のやり取りを行うことになりました。このやり取りは非常に煩雑なもので、一日置きに少しずつ話が進歩していくようなものでした。また、私の怪我が軽微だったのもあり、保険会社は早急にキリをつけたかったようです。 これは後程知ったことなのですが、示談交渉は急ぐべきものではないということです。直ちに心身に影響がなくとも、示談終了後に何かしらの後遺症が出た場合は、保険の適用がなされないということです。結局、2ヶ月ほどかかって過失割合が決定され、互いにとっての金銭的な落とし処が決まりました。通常は事故を起こした対象が小さいほど過失割合が低くなるのですが、私の場合は明らかに私の過失が大きく、そういった結末になりました。
不幸中の幸いとして、相手の方が私の対応に好感を示してくださったようで、非常に有り難いことに後日挨拶にいらして下さったこともありました。少し急いだつもりがとんでもない遠回りをしてしまうこととなりました。また、自分の過失で事故を起こしてしまった際は、誠心誠意できる行動を起こす、警察にはありのままを伝える、ということが大切です。そうしなければ、更なる遠回りを食らうはめになるでしょう。

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