交通事故の示談交渉を自分だけでおこなったときの体験談

交通事故の示談交渉を自分だけでおこなったときの体験談

帰宅途中、人や車通りの多い十字路で車に跳ねられました

私は30代の女性です。ちょうど今から2年前に家の近くで交通事故に遭遇しました。
事故当時はスーパーでの仕事を終え、家に帰っている途中でした。帰る途中で駅の近くを通るのですが、そこはお店がいろいろあるという事もあって、人も車の量も多い場所でした。とはいえ小さな十字路であるため、信号がありません。
その十字路をいつものように自転車で渡ろうとしたところ、右側からかなりのスピードでタクシーが近づいてきました。そのタクシーはスピードを全く落とさないところから明らかに前方不注意で突っ込んできている様子でした。私も左右の確認をしてなかったことが災いし、タクシーに気付くのが遅く、両方とも事故に対する反応が遅かったこともあり、急ブレーキが間に合いませんでした。結局私は数メートル跳ね飛ばされました。体を起こそうとした瞬間、手首から先が全く動かせなかったので折れたなと感じました。
なすすべもなくボーッとしていると周りにいた人が駆け寄ってくれ、その人はとても親切で警察まで呼んでくれました。
5分ほどして警察が到着し、後日改めて事故の説明をすることを伝え、病院に行くことになりました。診察の結果、手首だけではなく足首も骨折しており、全治1か月と診断されました。手足が動かせないのがとにかく不便でした。

最低限の補償しかしてもらいませんでしたが、私はそれで満足です

病院には事故を起こしたタクシーで送ってもらい、処置をした後も家まで送ってもらいました。すると帰り際にタクシーの運転手から早く示談するように告げられたのです。私はあまりの態度に憤りを隠せませんでしたが、傷の痛みで怒る元気もありませんでした。
それから少しして、相手の保険会社の担当の人が訪れました。私は治療中は仕事に行けなくなったので、まずはそのお金の補償をすぐにしてほしいと告げ、了承してもらいました。治療費に関しては後日支払うのでその間は自分で支払ってほしいとのことだったので、その通りに従うことにしました。
治療後はリハビリがあったのですが面倒だし、自分で歩いて治そうと思ったので結局行きませんでした。結局相手に支払ってもらったのは治療費と病院までの交通費、そして破損した自転車を買いなおすお金と着ていた服のお金と一か月分の給料だけです。
事故のことを友人や知人に話すとみんな口をそろえて私のやり方をおかしいと批判してきました。友人たちは、もしそんな目に遭ったら絶対保険会社の人とかに相談すると言います。
でも私は面倒な事な事にはしたくなかったですし、最低限の保証がされればよかったので、これでいいという気分でした。

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