石神井駅から、三鷹駅に向かっている際の事故でした。

夕方の時間帯の事故でした。三鷹市内はどこもかしこも渋滞です。

今から６年前の話しです。私は石神井駅付近の営業先で仕事を終わらせ、三鷹市内にある本社に向かって営業車を走らせていました。夕方の時間帯は、帰宅ラッシュとなりこの区間はとても混んでいます。しかし私は慣れていますので、楽しみにしているラジオを聴きながらゆっくり会社に向かっていました。その時です。突然私の車に衝撃が走りました。私はあまりの衝撃に体を揺さぶられ頭をハンドルに１回、窓に２回程ぶつけました。意識はありましたが、頭痛がひどく、一体どうしたものかと思いました。辺りが赤くなっていたので驚いたのですが、目から出血しており、私は失明を覚悟しました。原因は、後続車の居眠り運転です。後続車の方もスピードを出していたようで、怪我をしていました。私は冷静でした。怪我をしたのは私と加害者の合計２人、同乗者等はおらず、営業用の荷物等も積んでいないなということまでは瞬時に把握できました。しかし頭痛が益々ひどくなり、周囲の人に助けられ私はそのまま病院に搬送されました。検査の結果、頭蓋骨にヒビが入っており、眼球は角膜に傷がついているということでした。私は加害者を恨みましたが、加害者も大きな怪我をしておりまずはお互いの無事を祈りました。

完治するのに4か月要しました。それから補償についての話し合い。

治療期間はとても長くなり、完治するのに4か月程要しました。加害者の方も同じくらい費やしたようです。両者とも同じ病院に入院していたので、今後の補償問題について話し合いました。お互い保険会社に加入しているので、法的なことは任せることになりました。まずはどちらに過失があるか、警察と実況見分を行う約束をしました。退院して２週間後に、実況見分をやってもらい、１対９で私の負担割合は１割で済みました。最初は、ほっとしたのですが、後で考えてみると私はただ停車していただけなのに、なぜ１割も負担しないといけないのか、負担ゼロが当然ではないのかと疑問に思いました。私は１５万円の負担額となっていました。どうにかならないか保険会社に訴えましたが、警察の判断なので、これ以上はどうにもならないと言うのです。保険会社の方が言うには、私はラジオを大音量で聴いていたことにも問題があるというのです。適正な音量であれば、後続車の気配やエンジン音が耳に入り、異常に気付き、瞬時に受け身がとれたというのです。それでも１割負担は運が良いほうと指摘を受けました。当初は納得がいきませんでしたが、治療代や修理代、給与補償に慰謝料まで負担してもらえるのですから、文句は言うまいと思いました。総額で１４０万円は超えていたので、加害者の方の負担は大きかったでしょう。