事故後の対応はスペシャリストに!素人には敵わない現実

事故後の対応はスペシャリストに!素人には敵わない現実

いつものクリーニング店の前で、後方から追突されることに

その交通事故が起こったのは、今から数年前のことになりますが、私はその衝撃の凄さを未だに覚えています。人生の中でも最大といってもいいほどの衝撃だったのです。その日は、主人と一緒に買い物がてらのドライブを楽しんでいました。主人との間には、子供が二人いますが、子供たちは既に独立をしており、夫婦二人の時間を楽しむことが増えていました。
車で数分程度の場所にあるショッピングモールに生鮮食品や日用品の買い物に出かけたのです。主人も趣味のゴルフ用品を見るのが楽しみらしく、このショッピングモールに行く時には、喜んでついてきてくれます。その日も、いつも通りに買い物を済ませて、自宅近くにあるクリーニング店に主人のスーツや私の衣類を頼もうと思って立ち寄ったのです。ショッピングモール内にもクリーニング店はありますが、仕上がり具合の良さが、自宅近くにあるクリーニング店の方が格段に上なので、いつもこちらのクリーニング店に依頼することにしているのです。クリーニング店があるのは、片側一車線の道路沿いであり、駐車場スペースがないため、来店客の多くが路肩に車を停めて店舗に向かうという形になっています。その日は日曜日ということもあり、私たち夫婦以外にも複数の来店客が同様に路肩に車を停めていました。私は、いつも通りに主人に路肩に車を停めてもらい、店舗に向かいました。そして用事を済ませて車に戻り、助手席に座った瞬間のことです。後ろから思い切り、もの凄い衝撃で車に衝突されてしまったのです。私たち夫婦は、その勢いで車のフロントガラスの方に全身を打ちつけられることになりました。特に主人の方は、ハンドルに強く胸部を打ちつけられることになりました。幸いにも二人ともに意識がはっきりしていたため、不幸中の幸いともいえるのではないでしょうか。主人は、慌てて車から出て私たちの車に衝突してきたドライバーのもとに駆け寄り、もの凄い口調で詰め寄っていました。私は、そんな主人を制止しなければならないと思い、二人のもとに駆け寄りました。いくら相手方が悪いといっても、暴力などを振るうことは決して許されません。主人は、元々感情的になりやすい一面も持ち合わせているため心配だったのです。相手方のドライバーは20歳という若さで、どうもスマホを見ながらの運転だったようで、前方への注意が散漫になり、私たちの車に衝突してしまったようでした。
相手方のドライバーもしきりに「すみません」という言葉を述べると同時に深々と頭を下げていました。そうこうしているうちに、主人が胸のあたりを手でおさえているのがわかり、心配な思いがこみ上げてきました。どうやら、事故の衝撃で胸を強打したことが原因らしく、結果的には、ろっ骨が2本折れていることがわかりました。私は、直ぐに警察と救急車を携帯電話を使って呼び寄せることにしました。やがて、警察と救急車がほぼ同時に到着しました。周辺は夕方を迎え、暗くなっていましたが、大勢の人が集まっていました。私は、駆けつけてくれた警察官に主人がケガをしていることを説明し、直ぐに病院に搬送してもらうようにお願いしました。すると、警察官も直ぐに主人に救急車に乗って病院に行くことを説得してくれたのです。その後、現場検証が行われ、私が当時の状況などについて警察とのやり取りを行いました。相手方のドライバーも車の中で、色々なことを聞かれていた様子です。病院に搬送された主人の方は、全治2ヵ月という重傷であることが判明。念のため頭部MRIも受けることになり、なんだかんだで2週間ほどの入院を余儀なくされました。私も念のため病院で頭部MRIとCT検査を受けましたが異常はありませんでした。

若さは事故後の示談に通用しない!将来に向けての安全認識を

今回の交通事故については、状況からしても100%の割合で相手方のドライバーが悪いということは歴然としていました。事故後に行われた現場検証においても、その雰囲気が十分に漂っていたことは明らかでした。事故を起こしてしまった20歳の男性も自分の前方不注意が事故の原因になったことを自覚しているように見えました。
しかしながら、その後の展開が思わぬ方向に行くことになってしまったのです。交通事故の内容からすれば、私たち夫婦の方が100%の被害者であることには変わりないように見えますが、事故が起こった道路は原則として駐停車禁止であるというのが、相手方の保険会社の言い分なのです。私たち夫婦もその内容については、最初のうちは、到底納得できないという思いを持っていました。私たち夫婦は当初の対応で、相手方の両親も交える形で、保険会社の担当者とも接触をしていました。両親が出てきたのは、やはりまだ20歳という若さでしたので、何事においても経験不足ということから心配して出てきたことは理解できました。両親は、夫婦で弁当屋を営んでいるということでしたが、とても優しい感じが印象的でした。「うちの息子が申し訳ないことをしました」と謝罪の言葉を述べてくれましたので、私たち夫婦も決して悪い気はしていませんでした。しかし、問題は、相手方の保険会社の対応でした。その両親がいる前では、特に悪い印象はありませんでしたが、私たち夫婦と対した時には、20歳の青年が起こしてしまった重大事故であり、原因の大部分は青年にあるとしながらも、私たちの責任にも言及してきたのです。慣例として、クリーニング店の前に車を停めることになっていますが、厳密にいえば、道路交通法違反だという見解を示しました。加えて、まだまだ20歳という若さを考慮して示談に応じて欲しいと言ってきたのです。流石に私も憤りを感じずにはいられませんでしたが、主人の怒りは頂点に達していたようです。その場で大声を出して保険会社の担当者に詰め寄ってしまったのです。私が主人を説得してその場を収めましたが、完全に素人をなめているような対応だと感じ、私たちも保険会社に対応を依頼することにしました。
保険会社の担当者には、事故の概要については予め、事故を起こした直後に説明してありましたので、改めて詳細を話す必要性もありませんでした。実は、担当者の方も当初から私たちに代わって、事故後の対応をしてくれるという話はあったのですが、私たちが自ら交渉したいとして断っていたのです。自分たちでも十分に示談を勝ち取れると甘く考えていたのです。結果的にそれが、相手方の思うつぼになってしまったのかもしれません。保険会社の担当者は、私たちの依頼を受け、精力的に動いてくれました。「若いから大目に見て欲しい」などということは一切通用しないという点も相手方の保険会社に言ってくれたのです。そのような甘い考えが通用してしまえば、今後も更に重大な事故を起こしかねないという点も主張してくれました。事故現場となった道路についても、今回の場合あくまでも、一時的に停車しただけであり、ドライバーも乗っていた点を考慮すれば、停車していた側の責任は極めて限定的という結論に至りました。結果的には、車の修理代や主人のケガの治療費はもとより、事故の慰謝料や損害賠償金として190万円ほどの示談金を手にすることができました。私たちは、改めて交通事故の処理については、その道のスペシャリストに依頼した方が良いということを理解しました。同時に、世知辛い世の中であるということを再認識することになり、もう少し弱者に優しい社会になって欲しいという願いがこみ上げてきました。

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